ものの歩・第10局「勇者」
簡単なあらすじ。
悪手と思われた信歩の垂れ歩ですが時間がたつにつれ、絶好の位置に。しかし信歩はこの展開を読んでいたのではなく、歩兵を信じ逆転する夢を信じた結果が、この展開に繋がったのでした。それを読みとった十歩は、ずっと忘れていた自分を思い出します。勝ち負けなど関係無く、ただゲームが好きだった自分を。
終盤に入り、別人のような攻めをみせる信歩と次第に追い詰められていく十歩。でも2人は心底楽しそうに戦ってました。
面白かったところ、一番好きだったシーンは?
(やっぱりキミだ。勇者(キミ)をずっと探してた)と涙する十歩ですね。本当に何かの呪いが解けたようなシーンでした。
最初はただゲームが好きなだけだったのに、その才能ゆえに孤独になり、あんなに好きだったゲームを道具のようにしていた彼。でも本当はずっと、そんな自分を止めてくれる勇者を求めていたのですね。その後、信歩の怒涛の反撃にあいながらも、本当に楽しそうに将棋をさしているところも良かったです。
好きなキャラクター、注目した登場人物は?
一途に歩兵を信じ逆転の展開を引き寄せた信歩。思えば彼も長い間、孤独だったのですよね。将棋に出会うまでの彼は、不器用で要領が悪いというだけで良い結果が出せず理解してくれる人もほとんどいない状況に、ずっと甘んじてきていました。それだけに、ようやく見つけた夢にかける想いは恐ろしく強いのでしょうね。
それにしても、終盤の信歩の攻めは、十歩の思考でも読みきれないとは。成長したら更に恐ろしい事になりそうですね。
次回の展開予想や希望や想像など。
どうやら次回で決着が着きそうですね。どちらが勝者でも、試合が終わったら良き友人となるのではないでしょうか。ただ信歩は話術もあまり得意ではないし、十歩も感性的に色々と変わってるところがあるので、会話が成立するのかどうか、ちょっと心配だったりします。
それと、どこかの和室で将棋をさしながらスマホで2人の対局を見ているシルエットの人物が、何者なのか気になります。
ありがとう寄稿(マンガ感想記事)。
成長してからの仙太郎もかなり全力を出しているのがかなり共感出来る内容にもなってくるのではないかと思います。
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