聾(こえ)の形 第2巻を読んだ感想
私がこのマンガを知ったのは聴覚障がい者の読み物からでした。ほとんどマンガ本を読まない私の数少ないモノの一冊です。
物語は耳が聞こえない高校生、西宮硝子(にしみやしょうこ)は小学生の転校先で石田将也(いしだしょうや)にイジメに遭います。西宮はさらに転校したのでそれっきりでしたが、高校生になり再会します。
西宮はイジメられていた時のイメージで逃げようとしましたが、石田は当時はどう接したらよいかわからなくて補聴器を奪って川に投げたり隠したり、後ろから大声で叫んだりしてまったけど、本当はコミュニケーションをとりたかったと打ち明け、そのために手話も勉強しました。
耳が聞こえない人とのコミュニケーションの一つとして手話がありますが健聴者で使える人は少なく、当事者の理解なないとこういったことは少なくないかも知れませんね。
石田が西宮と友だちになりたいと積極的になり、西宮が通っている手話講習会に顔を出したり交流を図ろうと会いにいったり一生懸命なところが健聴者として手話に携わる者としてとても嬉しいです。好きな子にはついついちょっかいを出してしまうと良く聞きますが、石田も西宮が好きなようです。これから読み進めていきながら、2人の恋の行方にもドキドキしたいと思います。