」で便利でお安く。一言感想
金曜日の夜に会う２０面相と詠心。
そのささやかな逢瀬の日によりにもよって怪盗をしなければいけなくなる。
詠心がケーキを焼いて待っているという約束を守れないことに悩む玲（２０面相）。
そして約束の日。詠心はいくら待っても現われない２０面相に様々な想いを抱えていた。
しかし姉の誠心（まこ）の言葉に、２０面相のお詫びを受けいれるのであった。
面白いところ。
詠心の姉、誠心の登場。
小学生１年生とは思えない言動や考え方をする。
なにしろ眠れないから写経をしようとして、妹と２０面相の逢瀬を見つける。
また妹が作ったケーキをこっそり食べるが、その時には言わずに後から詠心に教えるというお茶目さんでもある。
ちなみに詠心が作ったケーキは塩と砂糖が間違えられていたり、焼きおにぎりのように香ばしかったり、チョコレートとお好み焼きソースを間違えているなどと何かあるが、平気で食べる姉である。
好きなところ。
２０面相の正体を尋ねられ、知らないと言った詠心に誠心は騙されていたらどうするのかと問う。
しかし詠心は「騙されていたら私が悪いのよ」「裏切られただの騙されただのという言葉で折角の好きになった感情を汚すなんて馬鹿よ」「恋愛は共同責任よ。うまくいくのも失敗するのも二人の責任だわ」と言い切ります。
とても幼稚園児とは思えない深いお言葉です。
好きなエピソード。
２０面相を待っている詠心に誠心が恋愛の素敵さを話します。
本当に小学１年生でしょうか。弟子入りしたいです。
