一言感想
「あーなんかこういう人いるよな」とものすごく思いました。懐かしいゲームの話とかになると目を輝かせてすごい速さでしゃべりだす人、いますよね、そんな人が作者であり主人公のマンガです。
面白いところ。
他にやることなかったのかなあと何度も思いますが、ところどころバカみたいな争いや母親との駆け引きがあって面白いです。その当時にあんなにたくさんのゲーム機を与えたり、銭湯や駄菓子屋に通えるくらいのお小遣いを持たせた親はすごいです。でもこんなに色々知ったり学んだりするならお小遣い持たせてやりたいとちょっと思いました。
好きなところ。
意外にのびのびとした青春時代を過ごしているところが好きです。女っ気はありませんが男の友人がたくさんいて喧嘩したりへんな秘密基地を作ったり怒られたり冒険したり、すごく羨ましく思います。こんな子供、ものすごく手をやくでしょうし、将来目にみえますがこの作者のようになるようにしかならないですね、やっぱり。
好きなキャラ。
主人公の神崎良太(かんざきりょうた)です。男の子の育児あるあるでよく見るシーンをよく再現しています。実際そうだったのでしょうが。スーパーマリオの真似をしてドジってドブに落ちる、そのあとそんな状態で家に帰ってこられたら母親の方がショックです。色々やらかしてはいますがたくさんのいい思い出をもっていて本当に羨ましいです。
好きなエピソード。
「ひたすら「愛」(二次元)に忠実少年」というエピソードで、「17歳」という年齢に夢を見るというシーンです。よくわかります、なぜか17歳という年齢のマンガやゲーム、映画ドラマの主人公はかなり多いですからね。私自身、17の時に夫に出会っているのでこの数字には何となくみんな特別な何かを感じるのではないでしょうか。
おすすめ。
あとがきで「出版社の意向とは関係なく原稿を描く気満々」と書いてあるので続編があるようです。本当にゲームが好きなんですね、続編楽しみです。