自民党でどう?他に選びようがないから仕方ないかな。
トピック「自民党」について
衆議院議員選挙の結果、自民党の大勝でした。自民党が勝つのは予想通りと言えば予想通りですが、予想以上の大勝だったように思います。
開票速報を見ながら一番感じたのは、民主党が候補者の擁立があまりに出来ていない、と言うことです。前回の衆議院選挙で当時の与党だった民主党は大敗しました。あれから2年。多少議席数は増えたようですが、力が戻っていないと言うのは、明白です。
イギリスにしても、アメリカにしても、議会は2党体制です。力が拮抗している党の間で舌戦・論戦が繰り広げられてこその政治のように思います。
今のままだと、自民党は数の力で危機感を持つことなく、政治を奨めて行けることでしょう。国民が1度自民党支持から離れ、他に失望して戻ってきたと言うのも、逆に今となっては強みなのかも知れません。自民党以外を選んでもダメだったでしょ?やっぱり日本のリーダーは自民党しか出来ないんだから、と。
自民党に投票したかなりの割合の人は、正直に言って他に選びようがないから仕方なく自民党を選んだ、と言う感覚ではないかと思います。アベノミクスへの期待感もこの一年で薄れて、消費税のボディブローが家計に響いています。景気の実感が中小企業や地方に浸透する前に、次の不況が襲ってくるのではないかと心配しています。小さな子どもを抱えて、本当にやっていけるのか、女性が働き活躍できる世の中が実現出来るのか、期待したいけれど信じられない気持ちの方が大きいです。
良い政治は民意をどれだけ汲み取ろうとするか、だと思います。今の自民党は確かに数の力で実行力はあるかも知れません。けれど、その数の力ゆえに国民に寄り添わなくても国が動かして行けます。自民党に危機感を持たせ、必死に国民に益するために動こうと思わせる、そんな力のある野党の出現が待たれます。