maminismさんからの寄稿です。
「発達と美術を考える集い」
「発達と美術を考える集い」に参加してきました。
子どもなどの発達に寄り添いながら、造形や描画活動をその子(人)の生活の中に位置付けて、頑張っておられる方が全国から集まり、情報の共有をしてきました。
とても素晴らしい集会で、元気を頂いて帰ってきました。
でも、まだまだ少数派の考えのようで、なかなか広まって行かないのです。
子どもが人間らしく、豊かに生きる力を付けていく、とても素晴らしい活動だと、私は思うのですが。
私ももっと勉強して、現場に出て、実践を積み重ねて、この考え方や知識を広めて行きたいと思います。
自分のやりたいことを再確認した会でもありました。
芸術は、上手い、下手という価値観にしばられがちですが、
本来は、楽しく遊んだ軌跡であり、成長の記録であり、自己表現の場であり、コミュニケーション能力を育む場であるのです。
そこには、上手い下手の評価はなくて、遊んだり、制作する過程に目を向け、描いた絵の内容に目を向け、その子(人)を理解しようとする、寄り添う気持ちがあるのです。
そういった過程の中で、子ども(人)は、自己表現能力、道具(身体)の使い方、言葉、人との信頼感、考える力、描く力、色彩感覚、意欲、自信、、、。
生きていく力を育んでいくのです。
もちろん、美術活動だけで、それらが育まれるわけではありません。
美術活動を生活の中に組み込むことで、そういった力を、日常的な活動と組み合わせて育てて行くのです。
とても行きにくい世の中だからこそ、
こどもたちには、身も心も健やかに育って行ってほしいと、自分でしっかり立って歩いていく力をつけてほしいと、願います。
美術活動を小さい頃から日常的に行うことで、そういった力が養われるのです。
これは、何も特別な活動ではなく、家庭でも、保育園でも、学校でも、どこででもできます。
草の根運動で、私も頑張りたいです。