寄稿を頂きました。
山田悠介作 パラシュート
あらすじは、主人公の賢一(けんいち)と光太郎(こうたろう)はテロリストの策略により拉致されてしまう、しかい国は二人を助けることはなく無情にもテロリストは二人を突き落とした、地上何千メートルもの上空から、生き延びる手段はただ1つ、たった1つのパラシュートで眼下に広がる無人島に辿り付き生き延びる事。
この作品では、2つの恐怖が存在しています。1つ目はたった1つのパラシュートで無人島に辿り付く事、2つ目は辿り付いた無人島で生き延びる事、この2つです。最初読んだ時は題名がパラシュートということでどのような展開を広げていくのか楽しみだったのですが、後半はパラシュートから離れて無人島でのサバイバルが展開されています。この作品の素晴らしいところは、前半と後半で違う要素で展開しているにもかかわらず、しっかりと話が作られているところだと思います。前半は題名通りパラシュート後半はハラハラドキドキの無人島でのサバイバル、最後まで読者を飽きさせない山田悠介ワールドが広がっています。