寄稿頂きました。
最強伝説黒沢 (作者:福本伸行)
打ち切りで終了した漫画と聞いて最初に思い浮かんだのがこの漫画です。
「カイジ」や「アカギ」などでお馴染みの福本伸行先生の「最強伝説黒沢」。
福本伸行先生の作品はほとんどの作品が麻雀、競馬、パチンコなどギャンブルに関係する作品なのですが、この作品は福本作品の中でも異色のギャンブルが出てこない作品でした。
44歳の土木作業員、黒沢の哀愁漂う生活をテーマに描いた作品です。
冴えない、モテナイ、パッとしない、おっさんの頑張りや熱い想いに少し自分を重ね、なんだか主人公を応援したくなる親近感が沸く内容だったのです。
物語の後半、ホームレスたちを暴走族から守るため必死で戦った黒沢だったのですが・・・
あっさりとそして突然に最終回を迎える事となります。
いきなりの終了に「ええっ、マジか!!!」と声をあげてしまいました。
後日、福本先生自身が打ち切りであったことを大学の講演会で認めておられました。
本当に良い作品だっただけに非常に残念で肩を落としていたのですが・・・
昨年末、根強いファンの人気に答えて「新黒沢 最強伝説」として連載が再開されました!
また黒沢の新しい活躍に注目していきたいと思います。