まずはマンガの表紙に度肝を抜かれる。
「クソムシが!」
そのインパクトに負けて思わずジャケ買い。
舞台はとある田舎の中学校。
主人公は目立つでもなく、窓際でこっそりと過ごす小心者。
文学好きの主人公は、ボードレールの「惡の華」をこよなく愛し、
人とはなるべく関わらず避けて過ごしてきたが、頭の中は周りの人間をどこか馬鹿にしており、ボードレールのような崇高な思考を持っているのは自分だけだと思い込む。
しかし、ある出来事をきっかけに同じクラスメイトの女子に頭の中で他人を軽蔑し、見下しているということを感づかれてしまう。
そこに浸けこまれることで、弱みを握られてしまったようになるが、
しかし主人公の頭の中のフィクションを実現へと導いていき、お前も他の人とは変わらない、むしろ他人からは卑下されるような考えの持ち主だと自覚させられていく。
青春といっても幼い青春時代を描き、非現実的な出来事でありながら、リアルな心情を描く傑作。
是非一読を!
こちらの記事は、在宅ワークにて募集した記事です。詳しくは、以下の記事をどうぞ。