この物語は昔の日本が舞台とされていて、蟲師のギンコという一人の男が旅をしていきます。
蟲に関する不可思議ななぞや人の悩みなど様々な物語や事件を解決していくギンコ。
色々な人たちと絆を深めたり新たな友情が芽生えたりとするとても読み応えのある漫画ではないでしょうか。
また、主人公であるギンコが謎に包まれていて飄々としている雰囲気がとても魅力的です。
ギンコの過去の話の回では、今までの彼の謎が明らかになります。なぜ彼は片目になってしまったのか、なぜ白髪になってしまったのか、そしてなぜ蟲師になったのか…。
それら全てが過去に出会った「ぬい」という女性との関わりを経てからだったりと、本当に奥深く、読めば読むほどこの不思議な世界観に引き込まれて魅了されていきます。
読むまでは難しい話のような印象があったのですが、妹にすすめられるがままに読んでみると、読み始めた時は午前中だったのですが気がつくと夕暮れ時でした(笑)