私立桜ヶ丘女子高等学校の軽音部が舞台。主人公平沢唯はちょっと抜けてる女の子。掲示板に貼ってあった軽音部に入部希望するが、唯が考えていた軽音部のイメージは間違っていたことに気付く。
人数の関係で廃部寸前の軽音部員に呼び止められ、結局入部する事に。その軽音部で出会った田井中律・秋山澪・琴吹紬と共に放課後ティータイム(HTT)というバンドを組んで・・・?
軽音部なのですが、楽器演奏シーンや練習シーンは多くありません(笑)
基本的に女子高生のゆるーい青春物語です。絵柄は萌系っぽいですが、誰もが通る“青春”をしっかり映し出してくれている作品で、1年後に入部する中野梓も加わったHTTはアニメ本編や映画など順を追っていくと、関係性や成長を感じる甘酸っぱい感覚に陥り思わず涙してしまいました。
練習シーンなどは少ないのに、楽曲のクオリティは果てしなく高く、ライブシーンでは高校生バンドの全力感やグダグダさ、楽しさも伝わり、魅せる所は魅せてくれます。最初はあまりのゆるさに度肝を抜かれましたが、見れば見るほどにこのゆったり感が心地よくなっていきます。
原作が4コマとは思えないくらいのストーリーで、青春時代の宝石箱を覗いている用な素敵な作品です。