寄稿をいただきました。
50/50(フィフティ・フィフティ)
27歳にして突然のガン宣告。
5年生存率50%の難病にかかり、人生の終わりが見えたとき、
初めて人生で大切なものが分かってきて…。
この作品があまり知られていないことに悲しさを覚えます。
取り立てて目立ったキャストではないのか(出演者の方すみません…)、
映画上映当時、あまり上映館数も多くなく、
テレビでもあまりCMなどの宣伝がされず…。
だけど本作は今まで観た映画でベスト3に入ります。
個人的には最も好きな映画で、映画館でも観て、DVDで借りて何回も観ました。
ハリウッド映画としての派手さはないものの、
人生の岐路に立った人間の心の揺れをうまく表現している作品だと思います。
脚本家の実体験から着想されたというストーリー。
普通に人生を歩んできた青年が、
突然のガン宣告により、
周りの態度も変化し、自らの周囲の人との関わり方も考え始める。
もっとも引き込まれたのは、気休めしか言わない周辺に対して、
主人公の感情が爆発するところ。
絶望の淵に立っても誰も助けてくれないという現実に
感情の糸がぶち切れる姿に息をのみました。
絶望を感じ、孤独を感じたことのある人に大変オススメ。
是非一度ご鑑賞を!