ナカノ実験室

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ネタバレ注意!HAL(はいぱあ あかでみっく らぼ)最終回感想・希印博士。21世紀となり科学の行き詰まりを感じたと…。


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寄稿を頂きました。

HAL はいぱあ あかでみっく らぼ

もっともらしい事を言いながらとんでもない理論を言うマッドサイエンティスト、希印博士。21世紀となり科学の行き詰まりを感じたと言う彼を見て、助手のリカはらしくないと言う。ホムンクルスを創造したり(科学ではなくオカルトでだが)、DNAの暗号を棒に巻き付けて解読したり(乱数表がある云々とは言うがそもそもデタラメ)、一千万年前の地層から土器を発見したり(ただしビルの屋上)、滅茶苦茶をやってきた彼を見て来たのだ。らしくないと言うのも頷ける。

そしてその言葉を受けて、希印は景気づけに大型マイクロブラックホールを作ろうとする(当然止められるが)。
なんやかんやと騒ぎ、そして唐突にいなくなる博士。元気でな、とだけ言い残して、リカの前から消えてしまうHAL研究所。それはまるで、科学の進歩がどこかで人間を見放してしまうのではないかと危惧してしまう程の唐突さと不安感を表しているかの様だった。しかし、科学とはいつ、どこから発生するかは分からない。ふとビルの屋上を見れば、珍妙なドームが乗っかっているかもしれないのだ。