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はてしない物語(ミヒャエル・エンデ)感想&あらすじ・主人公のバスチアンは本が大好きないじめられっ子…ネタバレ注意。


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寄稿を頂きました。

はてしない物語

過去に映画にもなった、ミヒャエル・エンデの小説です。
単行本もあるのですが、やはり赤い布貼りのハードカバーのものがおすすめです。
主人公のバスチアンは本が大好きないじめられっ子。その日もいじめっ子から逃れるために本屋に入り込みます。そこで吸い込まれるように出会った本を店主の目を盗んで拝借し、学校の物置に隠れる主人公。
その描写にドキドキしながら読み進めていくと、物語の中にも出て来る本の表紙とバスチアンが読んでいる実際の本の表紙が同じな事に気付きます。

「はてしない物語」の物語を読んでいるバスチアンもまた、その本の中にいる登場人物の一人だったのです。
物語の中では舞台であるファンタージェン国が、刻一刻と虚無という得体の知れないものに飲み込まれて行く。それを救えるのは、その物語を読んでいるバスチアンだけ。
その救世主のバスチアンを探す旅を仰せつかったアトレーユ。
両側からの視点で描かれた物語が、やがてひとつに統合されて行きます。

最初に原作から読んだので、これをどう映画化出来るのか、ファンタージェン国の様々な生き物をイメージ通りに再現できるのか不安でしたが、映画は映画で面白かったです。
原作を読み、映画を観る。映画を観てまた原作を読む。
是非そうして欲しい作品です。