ナカノ実験室

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ドアD(山田悠介)感想・書評&あらすじ・主人公の優奈(ゆうな)が通っている大学のテニスサークルのメンバー7名と…ネタバレ注意。


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寄稿を頂きました。

山田悠介作 ドアD

この小説は主人公の優奈(ゆうな)が通っている大学のテニスサークルのメンバー7名と共に見知らぬ部屋に拉致されその部屋から命を掛けて脱出する、という物語です。私は山田悠介さんの作品を全て読んできましたが、この作品は山田悠介さんの魅力がつまっていると思います。

単純なホラー作品ではなく人と人との極限状態に陥った時に出る、勇敢さ、恐怖、諦め、と言った人が心の内側に隠してある綺麗で醜い、人間らしさがとても良く表現されていると思います。部屋を脱出するには必ず誰かが命を落とす、単純かつ残酷な設定そして山田悠介さんの独特な世界観、言い回い、展開、読んでいてこの次はどうなるのか、次はどんな仕掛けがあるのか、誰が犠牲になるのか、と読者の気になる展開を次々と表現し、更にはラストでの驚愕の展開が待っています。山田悠介さんの作品はたくさんありますが、私はこの作品こそ山田悠介さんの魅力が広がっていると思います。