寄稿頂きました。
宇宙人、田中太郎
私が漫画を読んできた中で絶対に最終回で涙するとは思わなかった作品が宇宙人、田中太郎という漫画です。ストーリーはほんとにくだらないお馬鹿な内容ばかりでしたが、それでも現実離れした世界観と主人公の田中太郎がとても好きでした。
宇宙人、田中太郎を読んでいたころは私はまだ小、中学生の頃だったので覚えていることと言えば、ひたすら奇想天外な内容に笑い続けた事くらいです。
ただ、そんな面白おかしい漫画でしたが最終回では度肝を抜かれました。お笑いの漫画だと思っていたのに、とても感動してしまいました。友情を分かち合う主人公と主人公の一番の友人が最後にとった行動が、今でも心に残っています。
子供の頃でもはっきりと覚えている最終回での感動、情と絆は離れないという、今考えれば良くある涙もろいストーリーかもしれませんが、子供の純粋な心にはしっかりと焼きつきます。