」で便利でお安く。寄稿頂きました。
東京魔人學園剣風帖（とうきょうまじんがくえんけんぷうちょう）
私はこの魔人学園というゲームと共に青春を過ごしたと言っても過言ではないほどで、中学生から高校生の時期に何度もこのゲームをプレイしました。戦闘に突入する前によく流れる“犬追ひ詠”と「行くぜ！」という京一のボイスは、思い出すだけで胸が熱くなって気持ちが昂揚します。
まず強く興味を惹かれたのは、陰陽五行・風水に関連するマニアックな知識等が多用されているところで、ゲームの中で差し挟まれる解説等は夢中になって読んだ覚えがあります。取得できるアイテム等も古今東西の神話伝承等に関するもので、このゲームのおかげでそういった方面のランダムな知識を得られることを喜んでいました。
また、何よりも魅力的なのは仲間のキャラクターたちで、感情入力形式で彼らとの友情を深めていくシステムにとても感情移入をしていました。お気に入りのキャラクターたちに“愛”を込めまくることはやめられません。奇妙なエセ関西弁を話す明るい中国人留学生の劉弦月――明るさと優しさの一方で、自分の一族を殺した男への復讐心を抱いているという彼の性格と境遇がたまらなくて、とにかく彼の好感度を上げることに必死になりました。
