一言感想
ほのぼのとした日々の中でキャラの成長が見れる心温まる漫画
面白いところ。
登場人物の関係性が面白いです。普通の女子高校生の主人公に不良のリーダー的な存在、超真面目の副会長、の3人が親友になったり。のんびり屋のお父さんにぶっきらぼうな狐の神使が加わったりして、物語の雰囲気にも合っていて惹きこまれます。
好きなところ。
物語の雰囲気がすごくいいです。静かで暖かく柔らかなイメージがあります。主人公の家が神社なのですがまさに境内にいるような感じがします。表紙やカラーイラストも水彩かカラーインクで描かれているようですごく雰囲気が出ています。
好きなキャラ。
狐の神使である銀太郎。いわゆる獣人タイプのキャラで長い時間を生きていて普通の人間には見えません。狐だけどみかんが好きで目つきが悪くぶっきらぼうです。神使が見える主人公のまこととはよくケンカをしますが、ぶっきらぼうにしても結局助けてくれたりするのが好きです。
好きなエピソード。
猫の運命を変える話。未来が視える銀太郎はまことの友達が気にしている猫の「今日死ぬ」という運命を知ってしまいます。でも昔、運命を変えられなかった事を知っている銀太郎はまことに放っておけと言います。でもまことは放っておけなくて全力で変えようとするのです。アニメでは削られてしまいましたが、私は好きなエピソードです。
おすすめ。
雰囲気がすごく良いです。キャラの成長を描くので時にはぶつかったりギクシャクしたりもしますが、笑って前を見られる良い漫画だと思います。
作品に関する思い出。
表紙の雰囲気がすごく良くて衝動買いしてしまいました。デジタルで仕上げる表紙も多くなるなかでアナログの表紙は目を引きました。
作者に関して。
神社が好きな作者さんのだけあって知識も色々出てきます。やはりカラーイラストが素敵だと思います。デジタルでは絶対出せない温かみ、筆と色の使い方などここまで描けたら怖いものないだろうな、と思ってしまいます。