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コードギアス反逆のルルーシュ(アニメ)感想&あらすじ・二次創作に寛容な作品であることも面白さでしょう…ネタバレ注意。


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細かく作り上げられたストーリーと魅力的なキャラクターたちに引き込まれます。

大衆受け、大ヒット、長く語られる作品というものは近年少しずつ減ってきているように感じますが、こちらの作品は最近の作品の中でもなかなかいいところまで食い込んだであろう作品です。
まずは主人公であるルルーシュ・ランペルージ(ヴィ・ブリタニア)。彼の存在感は半端なものではありません。

言動、身振り、知略と狡猾さ、傲慢さ。しかしその根源は妹であるナナリーへの愛情です。
ひとつひとつの行動だけをみれば嫌だと感じる人も多いかもしれませんが、ルルーシュという人格を総合してみると、不思議と彼に物悲しいような複雑な気持ちを抱いてしまいます。たとえば、憎めないとか、ちょっと馬鹿だけど幸せになって欲しいとか。
フィクション作品のほとんどは、"このキャラクターは明るい子"とか"この人はツンデレキャラ"とか大枠は決まっているように思います。しかし、本来人間はいろんな面を持ち合わせているものです。それが当たり前ですが、その当たり前を物語の中で作り出すことはかなり難しいことです。だからなかなか長く人の心に残る作品が少ないのかもしれませんが、少なくとも私にとってはコードギアスに出てくるキャラクター、ことルルーシュに関しては、その部分が深く作り上げられていると感じました。
あとは二次創作に寛容な作品であることも面白さでしょう。
作品によっては二次創作等でいじられることを嫌がるものもありますが、コードギアスの場合は寧ろそれを煽って面白がるような節があります。
アニメの中ではルルーシュが通うアッシュフォード学園の個性豊かな生徒会メンバーが何か理由を付けては面白おかしいイベントを開催します。それに同調してイベントに参加する学園の生徒たちを見ていると、思わず「自分もこんな学園通いたいな」と思ってしまいます。
アニメ一期のお勧めエピソードは、"血染めのユフィ"です。
あのエピソードはこの作品のある意味ターニングポイントともいえるお話しです。
一言で言うと「やるせなく、悲しい」です。