」で便利でお安く。感想
「なんだこれは...」、なんでこんなにオレンジ色で統一されてるんだろう、なんでこんなにめちゃくちゃな絵柄なのか、こんなタッチならトーンとかいらなくないか？と、様々な疑問が飛び交います。まず、帯のこうの史代さんのコメントに笑います。
「うわ！いつのも増して変な漫画ばっかじゃないのこれ読んで二日...ずっと世界がぐにゃぐにゃに見えてるんですけど」と描いてあったので「ああくだらないんだろうな」という期待をして読みました。くだらなかったです。焼却炉でクラスメイトを燃やしてしまった女の子の話の燃やされた女の子が怖かったですが、それくらいであんまりぞっとするような話ではありませんでした。途中で「プピポー」に出てくるポーちゃんが出てきてちょっと癒されました。ドヒ―！というこの言葉から漂うバカさに呆れますがでもやっぱりきちんと最後まで隅々まで読んでしまうのでこの作者大好きです。一番最後のあとがきの様な所でなぜこの作者がおばけの漫画ばかり描き続けるのかという理由が描かれていましたが、簡潔に言うとおばけがめちゃくちゃ怖いのでむしろかかってこいという気になり「出てこい！」と挑発するために漫画を描いているそうです。あっそうですかでは引き続きがんばってください。としか言えません。
