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極黒のブリュンヒルデ10巻(岡本倫)感想&あらすじ・主人公は村上良太という高校2年の少年。一度見たものをすべて記憶する…ネタバレ注意。 #マンガ


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感想

主人公は村上良太という高校2年の少年。一度見たものをすべて記憶する能力があります。ある日良太のクラスに黒羽寧子という美少女が転校してきます。彼女は体を改造された魔法使いで、でも魔法を使用する度に記憶が抜け落ちてしまいます。たくさんの仲間たちと生活をともにしていく主人公ですが、徐々に魔法使いに隠された謎が解き明かされていきます。寧子には姉に真子という少女がおり、その姉と死闘を繰り広げることになるのですが、その戦いがなんとも悲しいものでした。

そもそも、九という人物に好意を抱いている姉がその人物が死んでしまっても好意ゆえに命令を従っているのが切ないです。最終的に真子は寧子の攻撃により人間でいられる肉体をなくし、どろどろの生物になってしまいますが、あの姿でも生きようとしていることに「魔女」ということのしぶとさを感じました。何度殺しても生き返るような演出にはハラハラしっぱなしで、「これは絶対に死んだだろう」と思っていても次のシーンでは腕を再生させながら現れたりとなかなか怖かったです。この作品は大好きな漫画家さんがこの作品の最新巻をおすすめしていたので読んでみたのですが、正直最初にあまり期待していなかった自分が恥ずかしいくらい面白かったです。