アニメ・魔法少女プリティサミー最終回が示した新たな「魔法少女」の姿
最終回の簡単な内容紹介、あらすじ。
魔法少女プリティサミーとピクシィミサは地球消滅を目論む魔法使い露美御(ろみお)との決戦に臨む。絶体絶命の窮地に立たされたその時、平和を願う全人類の祈りが魔法の光となってサミーたちに力を与え、奇跡の逆転勝利をもたらした。
そして数カ月後、魔法の国と地球の交流が始まり、人々は平和を謳歌していた。しかし、そこに露美御が火星で復活したという知らせが届く。砂沙美と美紗緒は再び魔法少女に変身し、平和を守るために新たな戦いへと旅立つのだった。
好きだった登場人物、キャラクターに関して。
この作品の魅力の大半は魔法少女ピクシィミサに変身する天野美紗緒にあると言っても過言ではないだろう。引っ込み思案で儚げな雰囲気をまとった黒髪の美少女が、変身するとハイテンションな英語交じりの日本語をまくし立てるファンキーな金髪ガールになってしまうというギャップがたまらない。
最初美紗緒には変身中の記憶がなく、知らないうちにプリティサミーと戦わされていたのだが、物語の中盤で真実を知ってしまい罪の意識に苛まれる美紗緒を砂沙美の友情が救うエピソードはいつ観ても泣ける。そして終盤、サミーのピンチに美紗緒が自らの意志で変身するシーンは燃える。最初のTV放映から20年近く経っても色褪せることのない名キャラクターだと思う。
最終回を読んで(見て)思ったこと、感じたこと、考えたことなど感想。
序盤は「魔法少女モノのパロディ」的なギャグアニメとして砂沙美たちの日常やサミーとミサのドタバタバトルを中心に展開していた本作だが、砂沙美と美紗緒の友情と精神的成長を情感豊かに描いた中盤を経て、終盤では地球の命運を賭けた戦いに雪崩れ込んでいく構成は見事。
ラスボスにあたる露美御もかつては魔法少女で、自分がどんなに活躍しても争いをやめない人類に絶望して地球を滅ぼそうとしたことが語られており、根底にあるテーマは真剣なものである。人類に絶望した者と人類の革新を信じる者の対立という構図、人々の心の光が奇跡を呼ぶラストは、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』にも通じるものを感じた。
また、本作が示した「魔法少女同士の戦い」「主人公の親友がライバル魔法少女に変身する」といったモチーフは2000年台以降にヒットした『ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて』や『魔法少女リリカルなのは』にも登場しており、後の作品に与えた影響という意味でもエポックメイキングな作品だったと言えるだろう。
ありがとう寄稿。
ドラマ化もされたドS刑事ですが、ドラマでは内容をだいぶオブラートに包んでおり、主人公マヤは可愛らしい女性になっていましたね。
感想&書評「ドS刑事 桃栗三年柿八年殺人事件:七尾与史」(ネタバレ注意)感想レビュー・マヤの性格はドSというよりも変質者の一歩手前にまでいっていたように。 #Novel | おすすめ面白い小説用ブログ。
秋の新アニメで面白いと思ったのが、クロスアンジュ 天使と竜の輪舞、魔弾の王と戦姫、トリニィセブン、牙狼 - 炎の刻印- などたくさん新アニメが始まりました。
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