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感想・書評『ハイキュー‼︎ 27巻:古舘春一』ネタバレ注意「日向の成長速度と、そしてスガさん!!!」(レビュー)。 #読書


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ハイキュー‼︎ 27巻 古舘春一 :日向の成長速度と、そしてスガさん!!!

待ちに待った27巻。
表紙はベンチスタートのはずのスガさん。
もしかして、もしかして活躍するんですかスガさん???と期待に胸を踊らせながら読み始めました。

27巻はまるまる椿原学園高校との試合シーンでした。相手高校から見る烏野高校の視点が多く、全国大会に来てもなお、相手高校や観客をびっくりさせるひとりひとりの技術を見て、「あぁ、みんな成長したのね…」と、ちょっと泣きそうになりました。

最初は初のオレンジコートで照準が合わない影山でしたが、外野のいうことを気にもとめず冷静に調子を整える影山。そしてついに、日向との【ドンピシャ】速攻を決めてからの、真顔で「お待たせしてすみません。」には痺れました…!!かっこよすぎる!!

1秒たりとも無駄にせず成長し続ける日向は、宮城県内擬似ユースに潜入した際に身につけた洞察力で、何度もピンチを切り抜けます!

そして、1セット先取後の24-23の場面、あと一点で勝利!の場面に、なんとスガさん!!まさかラスト数ページまで表紙キャラを引っ張るとは!

セッターとしても「完璧…!」な仕事をしたスガさんですが、ラスト一球、相手にブロックアウトを狙われて大きく弾き出されたボールの先に、、

アナウンサー『菅原、居るーーー!!!』

ベンチからずっと相手校を冷静に分析していたスガさんだからこそ読めたんですね。最高です!


そして試合終了、勝者は烏野高校。

最後に前々主将の田代さんが、全国大会の場で一勝をあげた後輩たちを見て言った言葉が、この巻をしめくくりました。

『チャンスは、準備された心に降り立つ』