maminismさんからの寄稿です。
臨床美術士学習会
臨床美術学習会に行ってきました。
私は臨床美術士5級を持っていて、現在、4級取得中です。
臨床美術のいいところは、絵の苦手な人、描けないと思っている人でも、楽しく描ける!というところです。
もともとは、認知症の方のために始まり、認知症の予防や改善に役立つものとして、医療機関や高齢者の福祉施設などで行われてきています。
しかし、認知症の方だけでなく、子どもから大人まで、楽しく、素敵な絵が描けるプログラムでもあります。
現在は、さらに教育現場、会社など、臨床美術を実施する現場は少しずつ広まっているようです。
私には、やりたいことが2つあって、一つは、この臨床美術士としての活動。
そしてもう一つは、赤ちゃんとその親を対象にしたアートの活動です。
赤ちゃんに行うアート活動は、臨床美術ではなく、発達の視点からアプローチするものです。
臨床美術では、楽しく描くための方法(手順)が存在します。なので、赤ちゃんには不向きです。
今私が考えているのは、この臨床美術の考え方と、今まで私が共感して取り組んできた、発達と美術からのアプローチによる考え方のすりあわせです。
両者は、それぞれが独立した考え方なので、この2つの考え方を融合させるのは無理があるかなと思います。
けれど、共通点はあります。
なので、共通する考え方と、そうではない部分を自分の中で整理したいのです。
両者の考え方に、矛盾があるとすれば、それを見逃したまま人に教えることはしたくないので、4級を取りながら、考えを整理していこうと思っています。
今日の学習会では、フルイエミコさんが講演され、臨床美術が本当に役立つものだから、少しでも多くの人に知ってもらいたい!ご自身、楽しくてしかたない!という様子が溢れ出ていました。
この繋がりを大切に、私も活動していこうと思います。
ちなみに、写真は、今日行ったプログラム「鉛筆のアナログ画」です。