しゃにむにGOのその後に思いを馳せて。
白泉社から発行されている『しゃにむにGO』の最終回が未だに忘れられない!
陸上の天才が一目惚れした女の子とダブルスを組みたいとテニス部に入部し、そこから才能を発揮していくお話です。少女漫画とくくることが出来ないほどの繊細な心理描写、スポーツ愛、ギャグに溢れています。簡単には語り尽くせない熱い物語です。
何より人間が成長していく過程がすごく丁寧に描かれています。主人公以外でもそれが凄く顕著で、どの子にも感情移入できちゃいます。というか作中の全員がいわゆる難アリ(笑)
私は主人公よりルウイ派です。ルウイは主人公とダブルスパートナーなんですが、幼少期からテニスの天才、その実は精神的な弱さを抱える青年。
それがねー最終回には強さを感じるまでに成長している!テニスはしたことないけど、ダブルスのパートナーって、こんなにも一蓮托生なのかな…とにかく熱い。スポーツものにありがちな完璧ボーイや天才じゃないルウイくんが大好きです。
最終巻はインターハイ決勝から、その後の物語です。でも最後が『まだまだ彼らの戦いは続く』って予感させて終わるんです。こう青春を見守った満足感と寂しさ、これからの彼らが気になる終わり方でしたね。未だに読み返す作品です。