『声優魂』(大塚明夫):この1冊を読まずに人生は語れない
声優・大塚明夫。誰もが知る日本の名声優の1人です。本書は声優というあまり知られていない業界とそこで生き延びるために何をしてきたのかを、大塚明夫自身が自らの言葉で語っています。声優が声優界を語るのだからきれい事ばかりだろうと思いきや、声優界のギャラの話や声優として生きていける人の数、そして「声優は自分で仕事を作れない」という厳しい現実を容赦なく突きつけていきます。
このような世界で生きていこうとする人間はまともな人間ではなく、ここでしか生きられないんだと語る大塚明夫の言葉はずっしりと重いものがあります。しかし一方で、自分を他人にどう見せるか・周りの人の支えのお陰で今があることに感謝する・文章ではなくその裏を読むなど、厳しい世界で生きる中で気付いていった気づきも語られています。こういう些細なことに気付けるのが、厳しい世界で生き残る人間のポイントなのでしょう。「声優なんて自分には関係ない」と思う人もいるでしょう。ですが、誰かと同じであることに価値がなくなりつつある時代でありながら、誰かと同じにしかなれない自分に葛藤している人は少なくありません。しかし、それでも「このままでいいや」と生きていく人がほとんどです。「職業ではなく、生き方の選択をするだけの肚は決まっているのか」この大塚明夫の言葉は漫然と生きている人々の心に突き刺さることでしょう。この1冊は「いかに生きるか」を考えたい人が読むべき1冊です。そろそろ職業ではなく、生き方を考えてみませんか?
ありがとう寄稿。
大好きな業界に入って仕事に打ち込む内に恋愛する気持ちを忘れてしまったヒロイン。
桐谷美玲(きりたにみれい)演じる美咲(みさき)がイケメン3兄弟とひと夏の同居生活。
好きな人がいるって素敵なこと。
桐谷美玲(きりたにみれい)演じる美咲(みさき)がイケメン3兄弟とひと夏の同居生活・好きな人がいること【第2話】感想(ネタバレ注意)。 #TV - ナカノ実験室