ナカノ実験室

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感想・書評・人生論ノート 三木清 23題もある「〜について」を読むことで人生を考えられるという本・ネタバレ注意(レビュー)。 #読書


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「〜について」が23題もある中で、私の気持ちが強く打たれたのは、「孤独について」の部分である。この本を読んで驚きの要素が多く含められている題であるのだと印象付けた。なぜなら「孤独は山になく、街にある」との考えを述べているからである。

私の考えでは、街は数々の人間で溢れているのに対し、山は街と比べて圧倒的に人が少ないので、山に行けばすぐ孤独になれるということだった。
だが、この本の考え方では「孤独は山になく、街にある」のだという。そこで私は、山での孤独、街での孤独どちらが怖いかというと、街での孤独の方が怖いということに気付かされた。街では数々の人間が歩いているにも関わらず、誰とも関わることがなく、街の真ん中にただただ自分1人で立っているのは孤独なのだろうと感じた。私が感じたことをこの本は文章に示されている。
この本は、読者が気付いていないことを気付かさせることで、生き方を考えさせられる、もしくは人生を考えさせられる本なのだと感じた。この本はベッドの上に置きたい本でもあり、定期的に読み直したいと感じさせられる。