ナカノ実験室

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感想・書評『シンギュラリティは近い』レイ カーツワイル 人類は一体どうなるのか?ネタバレ注意『ポスト ヒューマン』のコンパクト版(レビュー)。 #読書


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こちらは『ポスト ヒューマン』のコンパクト版なのですが、人類が生命を超越するとき、とサブタイトルにあるように、今から30年程未来の私たち人類の衝撃的な姿を予測したものです。技術革新の起こる率が加速化している中、ナノテクノロジーを用いて究極的には人類は死なない身体をもつようになるのかも知れません。

人間は死ぬと、その持っていた脳も失なわれますが、脳そのものをスキャンすることも可能になることで、その能力は永遠のものになるのかも知れません。身体の健康を維持するための食事も、ただ、楽しむためのものに、また、子孫を残すための性交渉も快楽のためのものになるでしょう。現に、人類は、生命誕生さえもコントロール出来ているのですから。これらの技術はすでに動物実験の段階では成功しているものもあり、あとは人類が望む、不老不死という、ユートピアが始まるということなのでしょうか。しかし、そこには倫理的な課題もあり、それは果たして、人類を幸福にするものなのか。確かに言えるのは、ほんの数十年前、誰でも携帯電話が持てるとは思いもしなかったのに、現在はほとんどの人がスマートフォンを持ち、ほとんどのことが出来るようになったことを、考えると、30年先の人類は望むことの全てを手に入れられるだろうということでしょう。