佐々木嬢 代官山コールドケースは面白い刑事ものでした
この本は17年前に一旦解決した事件、犯人は自殺して解決済みに終わってしまった事件ですが、実は真犯人が別にいるのではないかと思われる事案が発生し非公式に事件の再捜査を依頼された二人の刑事が真犯人を見つけるまでの話です。
この本は17年前に一旦解決した事件、犯人は自殺して解決済みに終わってしまった事件ですが、実は真犯人が別にいるのではないかと思われる事案が発生し非公式に事件の再捜査を依頼された二人の刑事が真犯人を見つけるまでの話です。
沖縄に住む若い女性のまじむさん。沖縄産のラム酒を作りたいという熱望のもと、色んな困難を乗り越えながら、沖縄県産のラム酒を作るというお話です。最初は、しがない派遣社員でしたが、まじむの祖母(おばぁ)とよく飲みに行くお店にとっても美味しいラム酒があり、そのラム酒にまじむは虜になってしまいます。
「近藤史恵」は、とても多才な作家です。いろいろな種類のミステリーを書いています。軽いミステリーの「女清掃人探偵・キリコ」シリーズ、時代小説「猿若町捕物」シリーズ、「ビストロ」シリーズ等・・本格推理の小説もあります。
普段からよく本を読むのですが、ミステリー物には目がないので注目作と言われると読まずにいられません。この「屍人荘の殺人」はミステリー注目作のランキングで一位になっていたので、先日時間の空いた時に一晩で読破いたしました。
すごく不気味で怖いけど引き付けられる本でした。
スプラッタや、幽霊が怖いというか後ろからそーっと迫ってくるようなじわじわとした怖さです。
雰囲気的には世にも奇妙な物語のような感じでしょうか?
SF短編作品集です。短編が4作載っていますので、読みやすいです。時代の設定が、ず~っと未来やら、ちょっと未来、あるいは歴史の流れが違う世界などになっています。それをわかっていて読めば、SFだから難しいと、思うことはありません。
最近はやりの異世界召喚もの。
召喚されたものの勇者ではなかった普通のサラリーマンの主人公。
ビートたけしさんと言えば、体を張ったコントや「HANA―BI」などの暴力的な描写が衝撃だった映画のイメージが強くあります。そんなたけしさんが恋愛小説を出版したと知り、とても気になって手に取ってみた一冊です。
子供の頃に何度も繰り返し読んで大好きだった「あしながおじさん」ですが、大人になり記憶も薄れてきて、ふとどんな内容だったか気になって無性に読み返したくなり手に取りました。
テレビアニメ化もした「化物語」や「めだかボックス」などの原作者として有名な西尾維新のデビュー作。実力派であり多産家でもある作家が、二十歳で講談社のメフィスト賞を取った時の作品がどれほどのものなのか気になり手に取ってみました。
戌年に犬の話を読むのも悪くないですね。そう思ってタイトルを見て手に取ってみたら「柴田元幸翻訳叢書」となっている。氏は翻訳家としての読者を持つ数少ない一人です。
発行自体は、だいぶ前ですが、最近買いました。東京駅が新しくなったことで書かれた作品です。ステーションホテルがよく出てきます。今作品では、殺人事件は、あまり重要ではありません。その証拠に、殺人事件の捜査は、あまりページが割かれていません。
"くねくね""八尺様"が出現する、裏世界。
私はホラーが苦手です。ですので、そのあらすじの一文を見ただけでは読むのをやめようと思ったかもしれません。ですが、ここに「ピクニック」という明るい言葉。表紙を飾る綺麗な絵。そして表紙の主人公と思わしき少女が持っているのは銃。ちょっと面白い組み合わせに興味を惹かれ、読み進めました。
「加門七海」の小説は、怖い話が多いのですが、この小説は出色のホラーです。一人では読みたくないほどの怖さです。大学に合格し、念願の一人暮らしを始めた女子大学生が主人公です。
「この部屋には、何かいる・・」と、感じ始めたことから、物語は始まります。気のせい?かと始めは思うのですが、気のせいではない・・のでは。部屋に人の気配が濃くなっていきます。
推理作家「有栖川有栖」と、臨床犯罪学者「火村英生」の活躍するミステリーの短編集です。
それぞれに面白い作品が収録されていますが「ホテル・ラフレシア」という作品では、ホテルで開催される「トロピカル・ミステリー・ナイト」に参加します。