あまりにも世間で騒がれているので知らない人は今やいないと思いますが、人命救助のために土俵に上がった女性に「降りてください」と行司が命じたニュースはずっと気になっていて、報道を追い続けています。
女性が土俵に上がってはいけないというのが伝統だからそういうアナウンスをした、という旨の報道もされていましたが、そのあといろいろな意見をネットで見ていると、そもそも大昔、天皇の前で最初に相撲を取ったのは女性だったとか・・・。
しかもその後、女性が土俵で相撲を取る伝統は延々と続き、明治になってようやく土俵は「女人禁制」だと定められたのだそうです。
長く続く伝統だからと、相撲協会が土俵上の女人禁制を正当化しているようですが、伝統といっても案外その歴史は短いものなんだと思いました。
ともあれ、日本中からだけでなく、海外からも嫌悪と批判の声が寄せられている今回のニュースを真摯に受け止め、相撲協会は女人禁制の伝統などいっそなくしてしまえばいいと思います。
今回これほど大きな騒ぎになったのだから、例えば女性知事が力士に表彰状を渡すなど特別な折にはどんどん女性に土俵に上がってもらい、これまでのイメージを払拭してもらいたいものだと思います。