ナカノ実験室

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感想・書評・少女パレアナ エレナ・ホグマン・ポーター 人生の教訓になった一冊です・ネタバレ注意「どんなに辛く悲しいことも、何でも喜ぶというゲーム」(レビュー)。 #読書


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孤児になった11歳の少女パレアナは、子供嫌いで気難しい叔母に引き取られ、大きく立派な屋敷で生活を始めます。貧しい生活をしていたパレアナは、初めて目にする立派な家具や高級な絨毯などに感激し、屋敷での生活に期待を膨らませていました。

しかし、静かな暮らしを望んでいた叔母にとってパレアナは邪魔な存在であり、受け入れてもらえない寂しさに押しつぶされそうになります。そのような環境で、パレアナは亡き父から教わった喜びのゲームによって、叔母や周囲の人々の心を溶かしていきます。
どんなに辛く悲しいことも、何でも喜ぶというゲームは、たった11歳の少女にとって決して簡単なものではないと思います。年齢を重ね経験を積んでも、嫌なことや辛いことに立ち向かうには努力と勇気が必要です。しかし、パレアナは困難な状況も全てプラスに考え心を保ち、その生き方は学ぶべき点が沢山あると感じました。
例えば、人形が欲しかったのに松葉杖が届いた時は、その松葉杖を使わなくていいことに喜びを見出します。自分の足で歩けることがどんなに幸せなことか、少女は何に対しても感謝し今の自分を奮い立たせるのです。この少女の考え方や生き様は、関わる人に多くの影響を与え人々の心を変えていきます。
この物語を読みパレアナと出会ってから、辛くて逃げ出したくなる時は喜びのゲームが頭の中をよぎるようになりました。生きていくうえで、困難な状況に陥り壁にぶつかり、自身を見失うことがこの先もあるでしょう。そんな時は、この小さな愛らしい少女の教えを思い出し、自身の力で人生をより豊かなものにしていこうと思っています。