ナカノ実験室

ナカノ実験室が行う実験的なブログです。

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感想・書評『流鶯:吉原裏同心シリーズ 二十五巻 佐伯泰英・著』ネタバレ注意「本作には、女性の「裏同心」の希望者が現れます」(レビュー)。 #読書

「流鶯」 吉原裏同心シリーズ 二十五巻 佐伯泰英・著

佐伯泰英の人気シリーズ「吉原裏同心」の最新刊です。吉原での裏同心の活躍が描かれています。
本作には、女性の「裏同心」の希望者が現れます。なかなかの剣の使い手なので、とりあえず見習のような形で、主人公について回ることになります。

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感想・書評『パンドラ'sボックス:北森鴻』ネタバレ注意「エッセイを間に挟んで、いろいろな種類の作品を掲載しています」(レビュー)。 #読書

「パンドラ'sボックス」 北森鴻

残念なことに、北森鴻は2010年に48歳で亡くなってしまいました。
東京創元社主催の文学新人賞「鮎川哲也賞」を、デビュー作「狂乱廿四孝」で受賞しました。それ以降、骨董や、民俗学の知識を生かした、ミステリーをたくさん書いています。ジュニア向け小説を、小学生向けの雑誌に書くこともしていました。器用な作家です。

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感想・書評『糸車:宇江佐真理・著』ネタバレ注意「江戸の藩邸で夫が殺され、息子が行方不明になってしまった主人公」(レビュー)。 #読書

「糸車」 宇江佐真理・著 大人の秘めた恋物語

江戸の藩邸で夫が殺され、息子が行方不明になってしまった主人公。江戸に暮らして、息子の行方を探し、なぜ夫が殺されなければならなかったのかを探りたいと思います。

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マンガやアニメは実写版しないのがイチバン…映画感想レビュー「実写版『銀魂』を観て、批判殺到に納得しました」評価ネタバレ注意。 #MOVIE

実写版『銀魂』を観て、批判殺到に納得しました。

公開初日に映画館で実写版の銀魂を観てきました。自分は原作からハマってアニメ版も好きなので「どんなもんなんだろう?」という興味本位で実写版を観ました。

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感想・書評『今夜もホットフラッシュ:青沼貴子』ネタバレ注意「更年期を笑いながら正しく理解しよう」(レビュー)。 #読書

更年期を笑いながら正しく理解しよう:『今夜もホットフラッシュ』(青沼貴子)

女性の人生の中で大きな壁となるのが、更年期障害です。更年期障害は人によって差異はあると言っても、ほてり・鬱・めまい・動悸などの症状が現れるので、女性にとって大きな問題です。『今夜もホットフラッシュ』はひどい更年期障害を持つ作者の実体験を、様々な更年期障害を抱える「板橋マダムス」とともに描くマンガです。

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戦争をする人間の罪深さを描いた、じつに深いメッセージが内包された映画…映画感想レビュー「ワンダーウーマン:主人公のダイアナが魅力的」評価ネタバレ注意。 #MOVIE

ワンダーウーマン 主人公のダイアナが魅力的

普段アクションものはあまり見ないのですが、評判が良いようなので見てきました。
女性のヒーローということで、近年の女性をめぐる社会情勢を鑑みて女性の社会進出やジェンダーがテーマなのかと思っていましたが、実際は戦争をする人間の罪深さを描いた、じつに深いメッセージが内包された映画でした。

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感想・書評『ハイキュー‼︎ 27巻:古舘春一』ネタバレ注意「日向の成長速度と、そしてスガさん!!!」(レビュー)。 #読書

ハイキュー‼︎ 27巻 古舘春一 :日向の成長速度と、そしてスガさん!!!

待ちに待った27巻。
表紙はベンチスタートのはずのスガさん。
もしかして、もしかして活躍するんですかスガさん???と期待に胸を踊らせながら読み始めました。

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シブヤノオト and more Fes.【8月19日放送】「ゲストは大好きなPerfume。新曲「If you wanna」をテレビ初披露」【テレビ感想2017年ネタバレ注意】。 #TV

シブヤノオト and more Fes.【8月19日放送】

NHK総合で放送された「シブヤノオト and more fes.」を見ました。

この日のゲストは大好きなPerfume。
新曲「If you wanna」をテレビ初披露しました。

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オートボット総司令官のオプティマスプライムが洗脳によって人間と対立・映画感想レビュー「トランスフォーマー/最後の騎士王」評価ネタバレ注意。 #MOVIE

トランスフォーマー/最後の騎士王に興奮させられっぱなし!

わたしは映画が好きでよくみるのですが、最近みた映画の中で最も興奮させられたのは、まちがいなくマイケル・ベイ監督による「トランスフォーマー/最後の騎士王」です!!

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感想・書評『執事たちの沈黙3巻:桜田雛著』ネタバレ注意「失恋したお嬢様。二人の恋の行方から目が離せない! 」(レビュー)。 #読書

「執事たちの沈黙」3巻 桜田雛著 失恋したお嬢様。二人の恋の行方から目が離せない!

執事・和巳の裏の顔である「歳三」から別れを告げられたお嬢様・椿は落ち込んでいます。
でも「歳三」をあきらめきれないと泣きながら、ピュアで強い想いを語る椿は、とても可愛いですね。
話を聞く和巳が、顔真っ赤にする気持ちわかります!

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感想・書評『三浦しをん:仏果を得ず』ネタバレ注意「江戸時代に作られた芸の凄さというものが、紙面を通してひしひしと伝わってきました」(レビュー)。 #読書

三浦しをんの「仏果を得ず」で感動

三浦しをんさんの本も好きで。見つけては読んでいたのですが、最近とんと縁がなくなっていました。この本も題名を見て、「あっ、なんか面白そう」を思わず手にとってしまいました。彼女の本の面白さは、なんと表現していいのか、うまく説明できないのですが、「まほろば駅前多田便利軒」「船を編む」「政と源」などを読むと、どちらかといえば職人的でいて、それでいて人間ぽい主人公であったり、こんな人、ダイジョブと思わせるような登場人物が多いのです。

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ヤンキー高校の馬鹿田高校とお嬢さんが通っているカトレア学院が合併・映画感想レビュー「私立バカレア高校」評価ネタバレ注意。 #MOVIE

私立バカレア高校


私立バカレア高校はAKB48とジャニーズJrの人がでていたので映画館では比較的女性の方が多かったです。

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感想・書評『音楽とことば あの人はどうやって歌詞をかいているのか 江森丈晃著』ネタバレ注意「小山田圭吾、木村カエラ、坂本慎太郎、志村正彦など13人13様の歌詞に対するスタンス」(レビュー)。 #読書

音楽とことば あの人はどうやって歌詞をかいているのか 江森丈晃著

音楽を聴くときにメロディー先行で聴く人、歌詞を先に聴く人二通りあると思います。これは歌詞を書く側も同じで先にメロディーなのか、歌詞が先なのかに分かれるそうです。

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感想・書評『森見登美彦:有頂天家族 二代目の帰朝』ネタバレ注意「でたらめな展開をしても「狸(と天狗)だからな……」と許してしまう」(レビュー)。 #読書

森見登美彦『有頂天家族 二代目の帰朝』 ドンパチ感が楽しかった

友人がはまっていたので買った本です。アニメ化もされたそうで。
一巻に引き続きはちゃめちゃな展開が続いているんですが、どんなにでたらめな展開をしても「狸(と天狗)だからな……」と許してしまうところがあります。この世界観を作っちゃうのがすごい。

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感想・書評『思考は現実化する<上> ナポレオン・ヒル著』ネタバレ注意「マスターマインドの似た人と仕事をする」(レビュー)。 #読書

思考は現実化する<上> ナポレオン・ヒル著

誰でも成功したい気持ちがあります。何か目標を立てて、それにまっしぐらに突き進めれば良いのですが、なかなか人生を賭けられる目標は立てられない、そんなアイデアが思い当たらないと考えられます。私の場合、読み進めるにつれ「目標設定ができない。

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