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感想・書評『音楽とことば あの人はどうやって歌詞をかいているのか 江森丈晃著』ネタバレ注意「小山田圭吾、木村カエラ、坂本慎太郎、志村正彦など13人13様の歌詞に対するスタンス」(レビュー)。 #読書


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音楽とことば あの人はどうやって歌詞をかいているのか 江森丈晃著

音楽を聴くときにメロディー先行で聴く人、歌詞を先に聴く人二通りあると思います。これは歌詞を書く側も同じで先にメロディーなのか、歌詞が先なのかに分かれるそうです。

音楽とことば、この本の著者江森さんは今まであまり聞いていなかった日本の音楽のなかにすごく気持ちに刺さって揺さぶられた歌詞を見つけるようになり、この歌詞は誰がどのような思考回路で書いたのかを考えるようになったそうです。そして取材がかなった13人のミュージシャンとの対談形式でこの本が生まれました。小山田圭吾、木村カエラ、坂本慎太郎、志村正彦など13人13様の歌詞に対するスタンス、言葉に対するストイックなこだわりは読んでいて圧倒されます。ミュージシャンではなくても人は言葉を使って相手に何かを伝えて、考えます。言葉を大切にすることの大切さを実感できる一冊です。本を読まなくなって自分の言葉が、ボキャブラリーが少なくなるのは自分の思考が少なくなるのと同じだと危機感を感じました。