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ネタバレ注意!パパがも一度恋をした(阿部潤)最終回感想&あらすじ・最愛の妻が交通事故で死んでしまい、引きこもりニートになってしまった…。


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寄稿をいただきました。

『パパがも一度恋をした』を読んで

最近読んだ『パパがも一度恋をした』(阿部 潤/作)という漫画の最終回というか終わりがとても良かったので紹介したいと思います。

この作品は、最愛の妻が交通事故で死んでしまい、引きこもりニートになってしまったダメな感じのパパ(五郎)とそれを悲しんで天国から「オッサン」にのりうつって帰ってきたママ(多恵子)とそんな両親に囲まれててんやわんやする娘(トモ)の家族ラブコメみたいな内容です。

妻がオッサンになって帰ってきて、初めは五郎さんも信じられずに抵抗します。でも、徐々にオッサンを克服し、多恵子ラブが止まらない状態になるのですが、周りから見れば、オッサンとオッサンのゲイカップル…。色々と苦労も絶えません。

それでも、そんな困難にも負けずに多恵子(オッサン)を溺愛し続ける五郎さんと良くできた妻であり優しい母である多恵子、そしてそんな2人を徐々に受け入れていく娘トモ。この家族を見ていると何だか心が和みます。

終わりの方では、多恵子が天国に帰らなければならず、最後に三人で観覧車にのるのですが、五郎さんがお別れの言葉の代わりに号泣しながら「ありがとう!」とたくさん叫ぶところが胸にきました。
また、五郎さんを悲しませないように多恵子が「自分(多恵子)のことを忘れる」魔法をかけていくのですが、その呪文の言葉も良かったです。

最終的には五郎さんは多恵子のことを思い出すのですが、悲しみにくれず、まじめに働くようになり、最終回でやっと多恵子のお墓参りに行けるようになりました。
そして、お墓の前で空を見上げながら言う台詞が最高にかっこよかったです。

王道ってやっぱり良い!と思えるような漫画で、面白かったです。