」で便利でお安く。寄稿頂きました。
Get Backers-奪還屋
ゲットバッカーズの最終回は、とても明るい気持ちになれる、思わず微笑みたくなるような最終回でした。「奪られたら奪りかえす！」という奪還屋のフレーズが耳に響いてくるような感覚がしました。
音楽や美術品などの芸術や、神話や宗教など、色んな要素や知識が詰め込まれ、張り巡らされたたくさんの伏線を全て回収して迎えた結末。とても長い道のりを潜り抜けて、とうとう明るく希望に満ち溢れたところまでやってきたな、そしてこれからも続いていくんだな、という気持ちになれました。とにかく爽やかです。これだけ読み応えのある込み入った伏線を、ここまで全部回収できた作品もなかなか無いんじゃないかな、と思いました。
また、個性的でスタイリッシュな能力を持ったたくさんのキャラクターたちが、敵になったり味方になったり、複雑で多様な人間関係を構成しているというところもこの漫画の持ち味だと思うので、最終回の内容はとてもこの漫画らしいものだったと思います。
そして何より、最後のシーンはやっぱり主人公の美堂蛮・天野銀次のコンビの奪還屋の物語だな、と思わせてくれるもので、コンビものが大好き・この二人が大好きな自分はとても嬉しい気持ちになれました。
