感想
1587年、リヴァプールのチャイナタウンで暮らす中国人のリーは未来を見ることができる力をもっていました。しかしその能力のせいで人々から迫害されてきた彼女は幼い時に周囲からの白い目に耐えられなくなった実の父親にのど元に焼きごてをあてられしまい、首に大きなバツ印のやけどを負ってしまいました。それ以来彼女は上手く声を出すことができなくなってしまいます。
リーが暮らすチャイナタウンにつくはずだった貿易船が嵐に飲まれてしまい、大ピンチに陥っていしまします。その後その身を自ら神にささげるのですが運よくロンドンにたどりつき、ある男3人に拾われたところで1巻は終わります。その後のお話が本当に彼女の人生に幸があってよかったです。拾ってくれた男の中で一番最初に彼女を信頼し、実の娘のように世話をするミルというハゲでデブの男のことを私はずっと信用していませんでした。彼は言葉を教えたり丁寧に純粋に彼女に生きていってほしいという想いから根気よく教えているので感動しました。一番感動したのは彼女が夜眠るときにくらいと恐ろしがるが、ロウソクが高いから使いすぎるなと言われ知恵を回したミルが、たくさんのロウを溶かして作ったとっても大きなロウソクを作ってくれるというシーンです。中には薔薇やラベンダーが入っていて本当に実の娘のように感じているんだと思い感動しました。リ―の話で以外にも通してすごく面白かったです。