超高齢化社会を迎えた日本で、急増する「老後破産」の過酷な現実を描いたノンフィクションです。
さぁ、自分は、我が家は、大丈夫だろうか?まだ現役で働いている人たちに、ぜひ読んでほしい本です。もうリタイア暮らしになっている人にも、お勧めします。まだ現役で働いている人たちには、これから備えていく時間がありますが、すでにリタイアした人たちにとっては、他人ごとではありません。
きちんと年金がもらえて、子供たちは独立して、本人が健康ならば、何とか大丈夫そうだと聞いたことがあります。
このぎりぎりの綱渡り状況の一端が崩れたら・・例えば、重い病になった、子供が自活できなくなって帰ってきた、そのほかにもいろいろ考えられますが、その時にはどう対処していけばよいのでしょうか。
このレポートでは、まず年金をきちんともらえていない人たちから、「老後破産」になっていきます。
自分できちんと備えをしてこなかったからだ・・と、言い切ってしまうことはできますが、この人たちをどうしていくのかが回りまわって、社会福祉の問題点となり、社会全体の負担となっていくのです。