寄稿をいただきました。
向井理さん
私が最近気になってる俳優は、向井理です。
向井理といえば、ちょっとニヒルなモテ男というイメージでした。
バラエティー番組で、バーテンダーの職歴を活かしてカクテルを作ってましたし~。
そんな私が気になったきっかけは、ただ今スカパーで再放送してる「ゲゲゲの女房」を見てからです。
「ゲゲゲの女房」は、水木しげるの壮絶な漫画人生とほのぼのした夫婦愛が描かれているドラマです。
私は元々水木しげるが好きで、原画展を見に行ったり本を読んだりもしているんですが、向井理の演技はそんな私が見ても自然なものでした。
戦争で片腕をなくし、さらに極貧ながらも人生の全てを受け入れているかのような飄々さ、漫画への思いの真摯さ。
その様子がテレビ画面から、ユーモアと優しさを持って伝わってきます。
水木しげるとはどんな人なんだろうと、視聴者も登場人物も驚きの眼差しで向井理演じる水木しげるを見ているわけですが、逆に水木しげるがこちらを冷静な眼差しで見ているような、そんな気配も感じられるのです。
向井理にはこれからも、カッコイイモテ男ばかりじゃなくて、もっといろんな役を演じてもらいたいなと思っているし、注目しています。