(漫画)
- 美味しんぼ(文庫本)2巻
- 第11話 接待の妙
- 作:雁屋哲 画:花咲アキラ
一言感想
グータラ社員の山岡士郎はと新入社員の栗田ゆう子は東西新聞社に勤めている。その会社の創立百周年企画としてもちあがったのが「究極のメニュー」という食文化の集大成という企画だった。
父との確執から乗り気ではなかった山岡だったが、今では精力的に動いている。
…といっても食の取材ばかりしているわけではなく、今回はアフリカへの寄付をお願いしに大会社を回っていた。
栗田が担当したところの成沢平吉社長はケチ平と有名で、よかれと思ってした接待が反対に大金を使ったことに怒らせてしまう。
そこで山岡は知り合いのホームレス、辰さんのレストランに頼むことにする。
面白いところ。
辰さんのレストランはデパートの食料品売り場の試食品。食前酒から始まり、オードブルと全て美味しいものを食べていく。しかも全部タダ。
辰さんは美味しい物、美味しい店、情報などをすべて知っている。
しかし実際にこんなお客がいたらどうかな…と思いながらも面白く感じました。試食品を食べたら買わなくてはいけないという考えが変わります。
好きなエピソード。
日本人は贅沢だと最後にアフリカのために使ってくれといって一億円の寄付をしていく成沢社長はただのケチというわけではなかった。
作品に関する思い出。
最初に「美味しんぼ」を読んだ時はかなりの巻数が出ていたので、画や人物の性格が違うことに驚いた記憶があります。