残響のテロル第十話『HELTER SKELTER』
今回はツエルブがナインの窮地を助けたシーンがとても好きです。私はこの重たいテーマの作品において少女漫画のようにキラキラしているツエルブとリサの関係がとても好きなのですが、前回ツエルブがリサを優先したことによって孤独になってしまったナインのことがひどく気がかりでした。このまま二度と関わらないなんてことにならなくて良かったです…。またツエルブがナインのもとに行くきっかけがリサの一喝というのも素敵でした。
ハイヴの死は物語において大きなターニングポイントになったと思います。炎の中で微笑むハイヴはとても美しく、印象的な最期でした。しかし「ナインは誰にも渡さない」と散々執着しておきながら、最終的には自ら命を絶つという展開には少しモヤっとしました。自殺についてはハイヴ自身息も絶え絶えな状態だったこともあり理解できるのですが、対峙した時もナインに銃を向けていたしてっきりハイヴの目的はナインに勝つこと=殺すことだと思っていたので、何故ナインを生かしておくのか納得できませんでした。
毎週どんな展開になるのかハラハラしながら見てきたこの作品も次回が最終回。終わってしまうのは寂しいですが、それぞれ登場人物がどんな結末を迎えるのかとても楽しみです。