一言感想
1巻の表紙でビリヤードをしているかと思いきやよく見ると...という感じだったのでで期待していました。読んでみると狂気というかかっこいい絵柄なのに展開がギャグなので予想を上回る面白さでした。
面白いところ。
真面目にやっているのか計算しているのかはそのエピソードによるのですが、極端な結果過ぎて予想がつかず。面白いです。よくこんな、毎回思いつくな...と思います。無駄にスタイリッシュでキメッキメなのに女子がキャーキャー言っているので、「あ、社会に適合しているんだ」と妙なところでホッとします。
好きなところ。
不良の子たちや自分を嫌っている子となんだかんだ仲良くなるところや、大げさに問題を解決していくところが一応学園ものらしくて好きです。ただ登場人物が、女の子はまだ高校生らしく見えますが、男の子は全員高校生特有の爽やかさがないため違和感があります。
好きなキャラ。
基本的に主人公坂本が暴走しているイメージしかないので記憶に残るキャラが少ないのですが、急激に感化されるこの学園の不良たちが好きです。たばこからシャボン玉にシフトチェンジするというエピソードも意味不明でいいと思います。
好きなエピソード。
坂本がクラスメイトの久保田の家に家庭教師に行く話です。久保田の母親に恋されてしまった坂本の逃走に鬼気迫るものがあってものすごくハラハラします。なぜそんなに狂うほど息子の友達を愛せるのかも意味不明でおかしくてお腹が痛くなります。なぜかこの久保田とは絆が深いらしくよく一緒にいますがどちらもよく一緒にいられるなと思います。
おすすめ。
カバーの下にアルフォンス・ミュシャのオマージュと、多分、思われる美麗な坂本のイラストが描いてあるのですが、水瓶から水をこぼしていると思いきやよく見ると違い、よく考えたなと感動しました。ぜひ確認してみるといいと思います、面白いです。
作品に関する思い出。
書店で見つけた時から「大人気!!」とPOPに描いてあり、試し読みができたので読んで興味をもちました。スタイリッシュでとっても綺麗な絵柄なのでこのギャップはずるいと思います。絶対読みたくなります。
作者に関して。
この作品で初めて知りましたが、ちょっとホラー漫画によくある絵柄なので女性ということにびっくりしました。2014年の「このマンガがすごい!オトコ編」で2位を獲得しています
その他。
つっこみどころ満載ですし、作品自体まだまだ大人気なのでこれからがとても楽しみです。