2018年の本屋大賞に選ばれ話題となった作品です。ミステリー作家というイメージの強い辻村深月さんですが、これはファンタジー要素の強い物語でした。
続きを読む感想・書評「緑の庭で寝ころんで」 宮下奈都・著・ネタバレ注意「ファンケルの情報誌でたまたま掲載されていた「育児ときれい」」(レビュー)。 #読書
「羊と鋼の森」で本屋大賞を受賞し、一気に知名度を上げた宮下奈都さんのエッセイ集です。
この本にも収録されていますが、化粧品会社ファンケルの情報誌でたまたま掲載されていた「育児ときれい」を何気なく読み、予期せず涙がドバドバと出てしまい、そんな自分にびっくりした記憶があります。
感想・書評【雨と詩人と落花と】葉室麟 歴史小説です。ネタバレ注意「天領の豊後肥田、私塾咸宜園の塾主である広瀬旭荘は二度目の妻・松子との日々」(レビュー)。 #読書
昨年 逝去された 葉室麟先生の新刊です。
作家のふるさとが、舞台。
感想・書評「お伊勢ものがたり 親子三代道中記」 梶よう子・著・ネタバレ注意「江戸から伊勢へ百十四里の旅をした、祖母・母・孫娘」(レビュー)。 #読書
女性が旅をすることが、とても珍しかった時代に、江戸から伊勢へ百十四里の旅をした、祖母・母・孫娘の女性3人の道中記です。
お伊勢参りなので、今でいうツアーコンダクターのような「御師」が同行します。が・・全く初めての新米の「御師」なのです。
感想・書評『エトロフ発緊急電』佐々木譲。久しぶりに入浴も食事も忘れて読みふけった歴史ミステリー。ネタバレ注意(レビュー)。 #読書
佐々木譲という作家を今まで知らなかった自分が残念だった。この作品を読んでから次から次へと読み進めて行った。日本にこんな素晴らしい歴史小説でもありミステリーでもある作品がずっと前に世に出ていたなんて。太平洋戦争勃発直前の日本とアメリカの諜報作戦。
続きを読む感想・書評・はなちゃんのみそ汁、安武信吾・千恵・はな "生きることは、食べること"感動の記録です!ネタバレ注意「33歳で逝った母が5歳の娘と交わした約束」(レビュー)。 #読書
『私はがんになった後に、ムスメを授かりました。だから、この子を残して、死ななければなりません。』33歳で逝った母が5歳の娘と交わした約束、それは『毎朝、自分でみそ汁を作ること。』だから、はなちゃんは毎朝、みそ汁を作る。
続きを読む感想・書評・帚木蓬生の守教を読んで、殉教がすごいことだち思った・ネタバレ注意(レビュー)。 #読書
久しぶりに帚木さんの新刊が出たので読んでみました。
この作家の方は上下巻の2巻組が多いので長編小説ファンの私には合っています。
感想・書評「ラプラスの魔女」東野圭吾 温泉での事故は他殺だった?衝撃のラストに最後まで目を離せない!ネタバレ注意(レビュー)。 #読書
始まりは温泉地で起きた事故。
有名映画監督が硫化水素中毒で死亡します。
そこから、別の場所同様の中毒事故が起きていたことが判明。
感想・書評・今野敏さんの「レッド」という本を読みました、これが面白い!ネタバレ注意「ストーリーの途中から目が離せなく」(レビュー)。 #読書
今野さんの本はもう誰にも何冊も読んでますが、大体において警察のものが多く、今野さんの警察ものの本は佐々木譲さんの本当並び称されるように安心して読むことができます。
続きを読む感想・書評・東野圭吾の「真夏の方程式」を読んで感じた事は!ネタバレ注意「導入部分が、 私にこの本を買わせたポイントでした」(レビュー)。 #読書
久しぶりに東野圭吾の本を見つけたので買ってしまいました。
帯に書いてある言葉「君は科学の楽しさを知らない。この世は謎に満ちている」
「仮装集団」「山崎豊子」勤労者音楽の人間劇・ネタバレ注意「ドロドロとした人間の欲望が渦巻くドラマです」(レビュー)。 #読書
山崎豊子のドロドロとした人間の欲望が渦巻くドラマです。勤労者音楽で成功しようとする主人公とその周りで甘い蜜を吸おうとする人々のお話ですが、人間の建前という仮面を取ったらこんなにもハラハラするのかと音楽の物語と思えないほどの大人の世界です。
続きを読む「悪いうさぎ」 若竹七海・著 女探偵・葉村晶シリーズ・ネタバレ注意「フリーの女探偵「葉村晶」が主人公です」(レビュー)。 #読書
フリーの女探偵「葉村晶」が主人公です。長編ですが、話に引き込まれて、どんどん読み進んでいきます。「葉村晶」は、事件に巻き込まれてけがをして、やっと回復したばかりです。
家出中の高校生を連れ戻す仕事を請け負います。その高校生の友人も行方不明になり、その少女も探すことになります。他にも姿を消した少女がいました。
感想・書評「コーヒーが冷めないうちに」(川口俊和):「4回泣ける」と書かれた帯に惹かれて読んでみたネタバレ注意(レビュー)。 #読書
過去に戻れるという喫茶店で起きる奇跡の物語…と非現実的な設定にも関わらず本の内容に引き込まれました。それは、登場する人物たちの心理描写がすごく細かく書いているからだと思います。この小説は、4人の女性が主人公となり、それぞれの物語が描かれています。
続きを読む感想・書評・又吉直樹が描く恋愛小説『劇場』ネタバレ注意「演劇を作り出す永田とその恋人の沙希の恋愛物語」(レビュー)。 #読書
『火花』で芥川賞受賞、大ベストセラーとなり、一躍時の人となった芸人ピース又吉直樹さんの第2作目である『劇場』は恋愛小説とのことで楽しみにしながら読みました。いい意味で文芸作品だな、と感じました。
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