ナカノ実験室

ナカノ実験室が行う実験的なブログです。

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小説

感想・書評「コーヒーが冷めないうちに」(川口俊和):「4回泣ける」と書かれた帯に惹かれて読んでみたネタバレ注意(レビュー)。 #読書

過去に戻れるという喫茶店で起きる奇跡の物語…と非現実的な設定にも関わらず本の内容に引き込まれました。それは、登場する人物たちの心理描写がすごく細かく書いているからだと思います。この小説は、4人の女性が主人公となり、それぞれの物語が描かれてい…

感想・書評・又吉直樹が描く恋愛小説『劇場』ネタバレ注意「演劇を作り出す永田とその恋人の沙希の恋愛物語」(レビュー)。 #読書

『火花』で芥川賞受賞、大ベストセラーとなり、一躍時の人となった芸人ピース又吉直樹さんの第2作目である『劇場』は恋愛小説とのことで楽しみにしながら読みました。いい意味で文芸作品だな、と感じました。

感想・書評「さよなら、田中さん」 鈴木るりか・著・ネタバレ注意「主人公である小学6年生、田中花実ちゃん」(レビュー)。 #読書

中学生作家誕生という話題性に惹かれて手に取ったのですが、子どもが書いた作品だという先入観を持たずに読んでみたかった、と少し後悔しました。作者の年齢を加味せずとも見事な構成と文章力で、たくさん笑ってたくさん泣かされました。

感想・書評『シェイクスピアを盗め! ゲアリー・ブラックウッド』ネタバレ注意「ウィッジが引き取られた先は、速記術を発明したブライト博士のお家だった」(レビュー)。 #読書

シェイクスピアを盗め! ゲアリー・ブラックウッド ウィッジの本当の拠り所 孤児院育ちのウィッジが引き取られた先は、速記術を発明したブライト博士のお家だった。ある日、ウィッジとブライト博士の二人でいるところに怪しげな男がやって来た。その男はブラ…

感想・書評『胡蝶殺し:近藤史恵・著』ネタバレ注意「歌舞伎役者の父親を亡くした少年の、後見人になる「市川萩太郎」です」(レビュー)。 #読書

「胡蝶殺し」 近藤史恵・著 歌舞伎の世界の物語 幼くして歌舞伎役者の父親を亡くした少年の、後見人になる「市川萩太郎」です。「萩太郎」の息子と、預かる少年は同い年です。

感想・書評『みかづき 森絵都』ネタバレ注意「受験戦争、学歴社会の裏側にある本当に大切なものは一体なんだ!」(レビュー)。 #読書

みかづき 森絵都 勉強好きになってかもしれない 私の好きな作家は森絵都さんです。彼女の書くストーリーはいつもどこか切なく、考えさせられる中身なので、考えて読むのが好きな私は、毎回新作を楽しみしています。

感想・書評『ストックホルムの密使:佐々木譲』ネタバレ注意「太平洋戦争、この情報が東京に伝われば原爆投下は避けることが出来た?」(レビュー)。 #読書

「ストックホルムの密使」佐々木譲 太平洋戦争、この情報が東京に伝われば原爆投下は避けることが出来た? 『1945年、ストックホルムの海軍駐在武官大和田は「ソ連が日本に宣戦する。アメリカが原子爆弾の開発に成功、日本に使用する」という極秘情報を…

感想・書評『謎解きはスープの冷めるまえに:コニーアーチャー』ネタバレ注意「アメリカ、スキーリゾート地である小さな村の老舗のスープがメインのレストランで殺人事件」(レビュー)。 #読書

「謎解きはスープの冷める前に」コニーアーチャー 現代のアメリカ、スキーリゾート地である小さな村の老舗のスープがメインのレストランで殺人事件が起きる。

感想・書評『あやかし〈妖怪〉時代小説傑作選  宮部みゆき 畠中恵 木内昇 小松エメル 霜島ケイ 折口真喜子』ネタバレ注意「書き下しかと思ったのですが、全て再収録」(レビュー)。 #読書

あやかし〈妖怪〉時代小説傑作選 宮部みゆき 畠中恵 木内昇 小松エメル 霜島ケイ 折口真喜子 〈妖怪〉時代小説傑作選というタイトルに惹かれて手に取ってみました。書き下しかと思ったのですが、全て再収録みたいです。大御所の宮部みゆきさんと畠中恵さんの…

感想・書評『龍馬を守った新撰組 禁断の幕末維新史』ネタバレ注意「清河八郎や近藤勇については、かなり掘り下げてある」(レビュー)。 #読書

龍馬を守った新撰組 禁断の幕末維新史 まず、最初にタイトルに惹かれた。新選組が龍馬を守る?龍馬暗殺の犯人と言われることもある新選組が? という訳で、本書を手に取ったが、新選組の母体が江戸で結成された話から上洛するまでの話が延々と続く。清河八郎…

感想・書評『土井徹先生の診療事件簿:五十嵐貴久・著』ネタバレ注意「主人公は、殉職警察官を父に持つ「玲子」さんです」(レビュー)。 #読書

「土井徹先生の診療事件簿」 五十嵐貴久・著 主人公は、殉職警察官を父に持つ「玲子」さんです。24歳にして、警察署の副署長です。キャリアなのですね。

感想・書評『Aではない君と・薬丸岳』ネタバレ注意「少年犯罪に関する事柄をテーマを元に読みやすく、それでいて最後まで」(レビュー)。 #読書

【Aではない君と】【薬丸 岳】 もともと薬丸岳さんが書く小説が好きだったのですが、今回も期待にそぐわない小説でした。いつもながらの少年犯罪に関する事柄をテーマを元に読みやすく、それでいて最後までどうなっていくのか、読み手の想像を超えてくるスト…

感想・書評『四色の藍:西條奈加・著』ネタバレ注意「紺屋の女将が主人公です。亭主が殺された事件の真相を探る」(レビュー)。 #読書

「四色の藍」(よしきのあい) 西條奈加・著 紺屋の女将が主人公です。亭主が殺された事件の真相を探るべく、動き出しました。二人の女性を仲間にして、自らいろいろと、探っていきます。 藍の産地から、江戸へ仇討ちに出てきた若いお侍も加わります。どうや…

感想・書評『極卵:仙川環』ネタバレ注意「自然食品の店で、一個250円の高級卵「極卵」が売られていました」(レビュー)。 #読書

「極卵」仙川環 読み出したら止まらない一冊です 初めて読む作家さんでした。舞台は東京都の吉祥寺です。住みたい街ナンバーワンにも輝いたことのある人気の住宅地です。無農薬や有機栽培の野菜などを売る自然食品の店で、一個250円の高級卵「極卵」が売…

感想・書評『葬儀の日:松浦理英子』ネタバレ注意「一行目からその文章の魅力に惹かれていた」(レビュー)。 #読書

【葬儀の日】【松浦理英子】才能について 松浦理英子著、「葬儀の日」を読んだのだけど、一行目からその文章の魅力に惹かれていた。 文学的な文章に感じられながらも、その意味が捉えられ辛さが、魅力になっている。なき女と笑い女、二人に他者が仕事の時だ…

感想・書評『円城塔:道化師の蝶』ネタバレ注意「シュルレアリズムは現代にかなりアピールできる内容なのだ」(レビュー)。 #読書

円城塔「道化師の蝶」戯れの未来文学 円城塔と云えば、シュルレアリズムをSFや文学とつなげて現代に蘇らせた、文学の錬金術師の観がある。 その円城塔は伊藤計劃が残した原作をもとに正統派ヴァンパイア小説「屍者の帝国」を描いたりしている。一方芥川賞を…

感想・書評『壺中の回廊:松井今朝子・著』ネタバレ注意「歌舞伎役者が殺される」(レビュー)。 #読書

「壺中の回廊」 松井今朝子・著 歌舞伎役者が殺される。 昭和5年の歌舞伎座で、「忠臣蔵」の上演中に、花形役者が、毒殺されます。好物のどら焼きの中に、毒が仕込んでありました。

感想・書評『ヒトリシズカ:誉田哲也・著』ネタバレ注意「の物語の影には、一人の少女がいます。主人公はこの少女です」(レビュー)。 #読書

「ヒトリシズカ」 誉田哲也・著 男が拳銃で撃たれて死亡します。司法解剖した法医学者から、心臓に達していた弾丸は、一度止まってから、また動いたと報告が来ます。いったいそれは?どういうことなのか?・・始めから、大きな「謎」が、立ちふさがります。…

感想・書評『仮面の君に告ぐ:横関大・著』ネタバレ注意「赤の他人になっていたというところから物語は始まります」(レビュー)。 #読書

「仮面の君に告ぐ」 横関大・著 主人公の涌井和沙が病院のベッドで目を覚ますと、森千鶴という赤の他人になっていたというところから物語は始まります。自分は一年前に殺人事件の被害者となっていたことが明らかになり、ショックを受ける和沙。恋人だった慎…

感想・書評『銀二貫:高田郁・著』ネタバレ注意「侍の子ですが、辛抱の出来る子で、店を背負っていくほどに成長」(レビュー)。 #読書

「銀二貫」 高田郁・著 「仇討ち」を買い取った話です。 寒天問屋の主人が、目の前で起きた「仇討ち」を、止めに入り「銀二貫」で、買い取ります。その時の残された子を、引き取ることになります。侍の子ですが、辛抱の出来る子で、店を背負っていくほどに成…

感想・書評『佐々木護 題名は真夏の雷管』ネタバレ注意「警察組織の歪な部分だけでなく、人間の機微や弱さをうまく描いてくれます」(レビュー)。 #読書

佐々木護 題名は真夏の雷管は大変面白かった やはり札幌に大通警察署が舞台の警察モノ。面白い、最後まではらはらさせてくれて、さすが佐々木譲です。この人の警察モノには、単に警察組織の歪な部分だけでなく、人間の機微や弱さをうまく描いてくれます。 さ…

感想・書評『佐々木嬢 代官山コールドケース』ネタバレ注意「17年前に一旦解決した事件、犯人は自殺して解決済みに終わってしまった事件」(レビュー)。 #読書

佐々木嬢 代官山コールドケースは面白い刑事ものでした この本は17年前に一旦解決した事件、犯人は自殺して解決済みに終わってしまった事件ですが、実は真犯人が別にいるのではないかと思われる事案が発生し非公式に事件の再捜査を依頼された二人の刑事が真…

感想・書評『風のマジム 原田マハ』ネタバレ注意「沖縄県産のラム酒を作るというお話です」(レビュー)。 #読書

風のマジム 原田マハ 派遣社員から女社長へ。 沖縄に住む若い女性のまじむさん。沖縄産のラム酒を作りたいという熱望のもと、色んな困難を乗り越えながら、沖縄県産のラム酒を作るというお話です。最初は、しがない派遣社員でしたが、まじむの祖母(おばぁ)…

感想・書評『ダークルーム:近藤史恵・著』ネタバレ注意「第1作の「マリアージュ」は、毎晩一人でディナーを食べにくる女性のミステリー」(レビュー)。 #読書

「ダークルーム」 近藤史恵・著 ミステリー短編集 「近藤史恵」は、とても多才な作家です。いろいろな種類のミステリーを書いています。軽いミステリーの「女清掃人探偵・キリコ」シリーズ、時代小説「猿若町捕物」シリーズ、「ビストロ」シリーズ等・・本格…

感想・書評『屍人荘の殺人:今村昌弘』ネタバレ注意「ミステリー注目作のランキングで一位になっていたので」(レビュー)。 #読書

今村昌弘(いまむらまさひろ) 屍人荘の殺人 普段からよく本を読むのですが、ミステリー物には目がないので注目作と言われると読まずにいられません。この「屍人荘の殺人」はミステリー注目作のランキングで一位になっていたので、先日時間の空いた時に一晩…

感想・書評『私の家では何も起こらない(著:恩田陸)』ネタバレ注意「雰囲気的には世にも奇妙な物語のような感じでしょうか」(レビュー)。 #読書

私の家では何も起こらない(著:恩田陸)美しい雰囲気のホラー すごく不気味で怖いけど引き付けられる本でした。 スプラッタや、幽霊が怖いというか後ろからそーっと迫ってくるようなじわじわとした怖さです。 雰囲気的には世にも奇妙な物語のような感じでしょ…

感想・書評『リリエンタールの末裔:上田早夕里・著』ネタバレ注意「SF短編作品集です。短編が4作載っていますので」(レビュー)。 #読書

「リリエンタールの末裔」 上田早夕里・著 SF短編作品集です。短編が4作載っていますので、読みやすいです。時代の設定が、ず~っと未来やら、ちょっと未来、あるいは歴史の流れが違う世界などになっています。それをわかっていて読めば、SFだから難し…

とんでもスキルで異世界放浪メシ 1巻・赤岸K「勇者ではなかった普通のサラリーマンの主人公」【感想ネタバレ注意!あらすじ】。 #Novel

とんでもスキルで異世界放浪メシ 1 赤岸K 最近はやりの異世界召喚もの。 召喚されたものの勇者ではなかった普通のサラリーマンの主人公。

感想・書評『アナログ:ビートたけし・著』ネタバレ注意「主人公である30代のインテリアデザイナー水島は、ある日喫茶店で」(レビュー)。 #読書

「アナログ」 ビートたけし・著 ビートたけしさんと言えば、体を張ったコントや「HANA―BI」などの暴力的な描写が衝撃だった映画のイメージが強くあります。そんなたけしさんが恋愛小説を出版したと知り、とても気になって手に取ってみた一冊です。

感想・書評『あしながおじさん:ジーン・ウェブスター・著』ネタバレ注意「孤児院で育った主人公のジェルーシャは、匿名の裕福な紳士から奨学金を」(レビュー)。 #読書

「あしながおじさん」 ジーン・ウェブスター・著 子供の頃に何度も繰り返し読んで大好きだった「あしながおじさん」ですが、大人になり記憶も薄れてきて、ふとどんな内容だったか気になって無性に読み返したくなり手に取りました。